ピル服用中なのに生理が来ない理由はなぜ? 原因と対処法を徹底解明!
ピルを服用する理由も沢山。
「生理が定期的に来ないため」「避妊をしっかりとしたいため」などさまざまな理由でピルを服用している女性が世界中にいます。
今回は「ピルを飲み始めたが、休薬期間になっても生理が来なくて心配!」という方に向けて何故ピルを服用しているにもかかわらず生理が来ないのか?という原因を探してみたいと思います。
ピルと生理の関係について
ピルを飲むことで、「生理が毎月しっかりくるようになった。」という声は多々ありますが、何故薬1錠で生理が起こるのか不思議ですよね。
実はピルを服用する事でこういった仕組みがあります。
ピル服用中に生理が止まる原因とは??
実はピルを飲んでいる期間というのは、「生理を起こす」のではなく、「生理を止めることが」出来ます。
これはどういった仕組みかといいますと、ピルの成分にエストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンを含んでいて、ピルを飲んでいる最中は脳がすでに排卵していると勘違いをするので、卵巣から卵子を出さなくなります。
そうすることで生理が起こる基である、子宮内膜が分厚くならず極限まで薄くなるので、生理が来なくなるという仕組みです。
ピルは1シートに
・【21日間用】 3週間服用したら1週間休む
・【28日間用】 3週間服用したら1週間忘れないようにプラセボという偽薬を飲むことでピル服用を習慣化する事(プラセボにはホルモンが入っていないため、飲み忘れても問題はありません。)
上記2種類あります。
どちらを選ぶのかは、ご自身の状況によって変えてみると良いです。
ですが、ピル飲み始めの方はまだピルを服用することに慣れていないため、21日間用にすると1週間飲まなかったことにより、忘れてしまう可能性も出てきます。
習慣化されるまではまずは『28日間用ピル』にしてみることをおすすめします。
ピルの休薬中に生理が来る??消退出血とは??
3週間連続でピルを飲みそして、1週間の休薬期間があることを上記で説明しました。
この1週間の休薬期間中(ほとんどの人が2日目以降)に生理のような出血が起こります。これを「消退出血」と言います。
この消退出血は生理のようなもので、ピルを服用する事で排卵がストップし、卵子が育たなくなります。その止まっている卵巣の動きを正常に保つために「定期的に動かすこと」が必要になってくるため、1週間の休薬期間を設けることで、動きを止めていた卵巣の働きを正常にすることができます。
→基本的に3週間服用して1週間休薬期間を設ける事がピル服用でよくある飲み方になってきますが、生理痛が重かったり生理が定期的に来るのが辛い方は、ピルのシートは3シートまで連続して飲むことが出来ますが、少なくとも3ヵ月に1度は生理を起こさなければなりません。
この休薬期間中に起こる、生理のような消退出血は休薬期間開始の2日目以降から始まり、合計5日間まで続くと言われています。
消退出血が出る理由として、ピルを休薬する事によって増殖したホルモンが減少し、子宮内膜が剥がれ落ちて出血するという仕組みです。
このことから、ピルと服用する事で、生理を止めるのではなく生理をコントロールする事が出来ます。
ピルの休薬期間なのに生理が来ない!考えられる原因とは?
休薬期間中に生理が来ないのは、ピル利用者の1%のみです。
ピルを服用する事で子宮内膜が薄くなるので、生理が普段よりも少なることはよく聞く話ですが、生理が来ないというのはあまりある話ではありません。
そのため、生理が来ない事に不安な方もいるはず。
1度確認しておきたい、生理が来ない原因調査してみました。
原因① 妊娠した
ピル服用中はしっかりと容量用途さえ守っていれば、99.7%の確率で避妊することが出来ます。
ですが、「定期的に何度か飲み忘れてしまった。」などのアクシデントがあると、避妊確率は91%と一気に下がってきてしまいます。
そのため。ピル休薬期間中に生理が来ない場合は疑った方がいいかもしれません。
ちなみにプラセボ期間中に避妊に失敗しても問題はありません。
休薬期間を終え、また新たにシートを飲み始める際に飲み忘れた場合、妊娠してしまう可能性があります。
原因② 用途が守れていない
ピルを服用し始める際は、「1日1錠を同じ時間に飲むこと」が大切になってきます。
しかし現代人はとても忙しく中々決まった時間に飲むことが難しくなっています。
1回忘れてしまったなどは、気づいた際にすぐに飲めばいいのですが、「何日間も間が空いてしまった」という方は、ピルとしての効能が落ちるので、一度医師に相談する事をおすすめします。
原因③ 子宮内膜が薄くなる為
生理は子宮内膜が妊娠する準備のために分厚くなり、結果妊娠しなかったら剥がれ落ちて体外に排出されるものです。
ピルを飲むことで、「子宮内膜を薄く保つ作用」があるため、生理よりも全く少ない量の出血が出てくる場合もあります。
もしかすると、菲薄化が生じて月経が出なくなってしまったことが原因の可能性もあるでしょう。
原因④ ストレスがある
休薬期間中に生理が来ないのは、せっかくピルを服用することによって整ったホルモンバランスが、強いストレスがかかることで乱れてしまうのも一理あります。
そのため、過度なストレスを感じる際は、
- 休息をとったりすること
- 適度な運動
- 気分転換する事
などストレス発散させる事をおすすめします。
ピル服用中に生理が来ない!?対処方法はあるの??
ピル服用中の対処法をあげてみました。
対処方法①「プロに相談してみること」
不安な場合は、①まずはピルを処方してくれた医師に相談してみること。
生理が来ない原因を自身で判断するよりも処方してくれた医師に相談する事で、しっかりとした原因・対策を考えてくれます。
②婦人科に相談してみるのもいいのですが、今の時代携帯のアプリなどでピル服用を忘れないリマインドしてくれるもの+オンライン診断(有料のもの)もあるので、わざわざ通わずに手軽に診察を受けれるのでお勧めです。
オススメのアプリはこちらの『参考記事』
にも書いてありますので是非参考にしてみて下さい。
対処方法③「数か月間の間様子を見てみて、考えられる原因への対処をしてみる事」
先程上記で紹介した原因4つをまずは疑ってみて下さい。
原因①「妊娠した」
ピル服用中に身に覚えのある方は、妊娠検査薬の使用や産婦人科医師に行って一度は検診してみることが大切です。
身に覚えがない場合や陰性だった場合はそのまま飲み続けて問題ありません。
原因②「用途が守れていない」場合は、1日1錠同じ時間に飲む習慣がつくようにすること。
携帯のアプリなどで最近はリマインドをしてくれます。
原因③「子宮内膜が薄くなった」場合、正常です。
ピルを服用する事で、子宮内膜が薄くなること、消退出血が出なくなることはよくあることですが、自身では判断がつかないので、生理が来なくなったと感じたら医師に相談してみましょう。
原因④「強いストレスを受けている場合」休薬期間中にストレスでホルモンバランスが崩れることがあります。
なるべくストレスをためないような生活を心がけましょう。
ピル服用中なのに生理が来ない理由はなぜ?原因と対処法を徹底解明!まとめ
ピルを服用中に生理が来ない事は極めてまれなことであり、来ないということは妊娠の可能性でしたり、何かある原因があることが極めて高いと言えます。
ピルを服用する事で、生理不順やPMSの緩和はもちろんですが、何かの病気や自身のカラダの変化にも早い段階で気づけるのでメリットの方が多いと思います。
少しでもピルに興味がある方は1度婦人科へ受診してみるのもいいのかもしれません。
ピル関連で参考にしたサイト
ラククル - あなたのお悩みを解決する個人輸入代行・通販サイト
ピル関連で参考にさせて頂いたサイトです。